アキレス腱切断に伴いゴルフスコアが格段にアップした管理人である。
今日は私が実際に切断から復帰戦までの2か月間で何をしたのかを
解説し、なぜ復帰戦で初の100切りであるスコア96を出せたのかを公開する。
ちなみに切断前からこのスコア96を出すラウンドの予定は入っており
切断治療時にその日程での復帰を目標にトレーニングと治療を行っていた。
読者である、あなたの100切りに通ずるのでぜひ聞いて実践して欲しい。
切断直後のゴルフ雑誌読み荒らし
切断直後は動けず、ひたすらに毎月購入していたゴルフダイジェストを読んでいた。
月刊で飽き足らず週刊、そして別のゴルフ雑誌と、読みに読んだ。
それほど私はこの復帰戦となるラウンドを楽しみにしていた。
アキレス腱切断のショックで何かをしていないと叫びたくなるような衝動にかられるのだ。
絶対に2か月後ラウンドするんだという気持ちだけが前面に出ていた時期である。
もちろん気持ちで傷は癒えない。
ギプス固定時のトレーニング【パター期】
切断から1か月半ギプス固定を言い渡されていた。
その為練習場で球を打つなどという事とは程遠く
ひたすらに【ゴルフ】という競技の事を考えていた。
切断後2週間経過・・・ギプス固定状態でパター練習を自宅内にて開始する。
一般的に市販されている緑の2m程度のパター練習である。
ただひたすらに来る日も来る日もまっすぐ引きまっすぐ出すをパターで繰り返す。
あまり動くと痛くなるので少し球を打ったら
球なしでパターのみをフローリングの目に合わせまっすぐ引きまっすぐ出す。
このまっすぐ引きまっすぐ出す練習が功を奏すのであるがこの時はまだ知らず。
★2メートル距離のパター 30分
★目に合わせまっすぐ引いてまっすぐ出すを繰り返し 30分
ギプス固定時のトレーニング【距離感覚練習】
切断後3週間経過・・・パター練習も少し飽きてくる。
ただひたすらに1時間パター練習をする時間から30分パターで
残り30分はスポンジボールを自宅廊下にて下投げで放るイメージで距離感を掴む練習をした。
ななぜこのような事を始めたか?
それは男子プロの片山晋呉さんがやっているのを見たからである。
これまでの自分の不甲斐ないラウンドを回想しても、距離違いのもったいないパターミスが
多く発生していた。
そのロングからミドル(5m~15m)パターの距離違いミスを無くすのが目的であった。
こちらも後日談だが、実際にラウンドできるようになってから
どの程度の強さで打てば不明な15m程度のロングパットで頭の中で球を放り
距離感を自分の中で補正した場面がいくつもあった。
全てこの時のトレーニングの成果である。
★2メートル距離のパター 15分
★目に合わせまっすぐ引いてまっすぐ出すを繰り返し 15分
★スポンジボール投げ 30分
ギプス固定時のトレーニング【ウェッジ期】
切断から1か月と1週経過・・・病院にてギプスにかかとをつけてくれた。
これで松葉杖無しでの歩行が可能になる。
距離感覚練習編で活躍したスポンジボールをウェッジ(58°)ひたすらに打つ。
来る日も来る日も打つ。
パター練習を30分、ウェッジを1時間ひたすら打っていた。
イメージは球を直に打つ。
タイルカーペットをひいて練習をしていたがタイルカーペットを削るような
軌道は失敗として、球の下側を直ですくうイメージでスポンジボールを打った。
こちらも後日談だが私は傾斜のショットに適応力が高い
しかも左足上がりにめっぽう強い。
それはなぜか?勘の良い方はお気づきだろう。
怪我をしたのが左足で、この自宅トレーニング時は全て左足上がりで練習していたからだ。
怪我の功名とはよく言ったものである。
★2メートル距離のパター 15分
★目に合わせまっすぐ引いてまっすぐ出すを繰り返し 15分
★ウェッジ 30分~60分
脱!ギプス
ギプス脱着がラウンド丁度6日前であった。
私は練習場に行く気満々であったがそれは叶わなかった。
なぜか?
体力が落ちていたからだ。
ラウンドまでの6日間私はひたすら仕事終わりに歩いた。
何だったら職場まで徒歩1時間かけて通勤していた。
ラウンド前日はさすがに休んだ。
トレーニングまとめ
まとめるとパター・距離感練習・ウェッジ
この3つである。
たったの3つ。
これだけで呪いにかけられていたのではないか思うほど遠かった100切りが達成できた。
何が言いたいかって?
100を切りたければショートゲームを制せ!!
この事の重要性に気づかされた体験談である。
我々素人ゴルファーは飛距離などどうでも良いのである。
必要なのは残り100ヤードで最短でカップに球を入れる道筋である。
100が切れずショートゲームを不得意としているあなた。
このトレーニングを実践して欲しい。結果はすぐに出るはずだ。
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